「コンセイエ」は、気軽なワイン案内人。

ワインのことなら、レストランでは「ソムリエ」、小売店では「コンセイエ」。

ワインは生き物です。味わいの幅が広く、奥が深く、デリケートですから、心づかいが必要な飲み物です。しかもフランスにはボルドー、ブルゴーニュ、ロワール、南仏と気候や風土の異なる産地があり、いろいろな葡萄品種、造り方の違い、醸造年度など様々な条件によって、多彩な味わいのワインがあります。

１９９８年以降日本のワイン市場は、赤ワインブームによって、かつてなかった程の大きな広がりをみせています。飲み頃のワイン、料理に合うワイン、さらに品質の確かなワイン、お手頃なワインなどをお買い求めになりたい時、あまりにも多くの種類のワインがあると、お客様はどれを選んでよいのか迷ってしまいます。そんなお客様に対して、ワインを良く知った人の適切なアドバイスが必要なのです。その役目を担うのが「コンセイエ」です。(conseiller = コンセイエとはフランス語で「助言をする人」の意味。)

「かのや本店」の店主は、’９６年の初年度にコンセイエに認定されました。

１９９６年、フランスの公的機関であるフランス食品振興会（Sopexa)主催により、日本で初めてのコンセイエ認定活動が発足しました。「ワインを売る達人」を目指し、全国津々浦々の酒類小売店（酒販店、百貨店、スーパー等）からの応募者が、品揃えや店内装飾、お客様とのコミュニケーションに知恵をしぼりプロモーションを行った結果、厳正な審査及び筆記試験をへて毎年 コンセイエが選出されます。現在では３５０名を越えるコンセイエが日本に誕生しています。

  フランス食品振興会（Sopexa)